競売を生かせるか?

2006年に、それまで裁判所でしか閲覧・謄写ができなかった、物件明細書、現況調査報告書、評価書がインターネットでも閲覧・ダウンロードができるようになりました。
おかげで個人投資家にも競売が浸透しています。

競売にも一長一短あります。
果たして個人投資家が、競売で優良な収益物件を得られるものなのか? 

地域によっては可能だといえます。

たとえば東京近県でもあまり知られていない市町村や地方都市からちょっと離れたエリアでの投資を検討しているのであれば、競売は有効な投資手法といえます。
かなり割安な価格で落札できる可能性もあります。
反面、東京都内やその周辺にある区分所有マンションや一棟アパートは比較的、求めやすい価格帯ということで、入札者が殺到している状況です。
一室に30件も40件も入札があれば、競売だからといって割安な価格で落札されるわけでなくなります。中には、自分が住むために入札に参加している人もいて、通常の流通価格よりも、高い金額で落とされている事例もあります。

そもそも、競売物件は、所有者が経済的に破綻したという事実から、割安に設定されるもの。ほぼ30%程度安く設定されるのが基本です。その上、不法占拠者がいたりすれば、最低落札価格はさらに下がります。
だからこそ、入札者には一般の流通価格よりも安く購入するチャンスがあるのです。
なのに、入札者が殺到すると、それなりの価格を設定しないと落札できないとなると本末転倒です。

また、競売に有効なエリアの物件でも、入札価格が本当に割安なのか、個々の不動産の収益性と周辺マーケットをよくよく調べて判断しましょう。

競売にはさまざまなリスクが伴います。
詳しい専門家や弁護士のアドバイスも積極的に取り入れていきましょう。